「Pエヴァ15」の発射方式へのプレイヤーの反応
2022.1.30 株式会社ワールド・ワイズ・ジャパン 市場調査部
ここまで絶好調の稼働推移を見せている「P新世紀エヴァンゲリオン15 未来への咆哮」(以下、「Pエヴァ15」)については、これまでにないユニークな発射装置(ハンドル)が特徴的であり、来店客の目を引くこのハンドルの存在が当該機の高稼働に何らかの影響を及ぼしている可能性があるため、取り急ぎ、このハンドルに対するプレイヤーの反応を調査した。
調査は2022年1月25日、インターネットアンケートにより弊社基準のスクリーニング条件(*1)により回答者を精査した後、当該機で遊技したことのある有効回答者369名からデータを回収した。
<全体集計では、62.1%が新ハンドルを「面白かった」と評価>
設問は「今までと違う『Pエヴァ15』の発射方式(ハンドル)は面白かったですか」とし、回答は「面白かった」「面白いとまでは言えない」の2択とした。
まず、回答の全体集計結果は、その62.1%が「面白かった」を選択。残る37.9%が「面白いとまでは言えなかった」を選択している。この結果から、6割以上の当該機プレイヤーが新ハンドルでの遊技に対して好意的な印象を抱いていることが確認できた。
次にこれらを男女別に集計すると、男女別の評価の差は3ポイント以内にとどまっており、性別での評価の差はほとんど確認できなかった(データ割愛)。これに対して、男女年代別では、男性においてはL層(18歳〜39歳)・M層(40歳〜59歳)においては全体平均よりも評価が数ポイント高いという結果が出た。男性においてはH層(60歳以上)において、これまでと異なるハンドルに対して少なからず抵抗を感じたプレイヤーの存在が認められる。女性に関してもグラフを掲出しているが、女性回答者はL層、H層の2つのセグメントにおいて、弊社の精度管理基準(集計対象セグメントのサンプル数nが30未満の場合、精度不足としてコメントしない)以下となったため、評価の対象外としている。
<ライトユーザーからもヘビーユーザーからも支持されている>
次に、回答者の遊技頻度別集計を行なった。ライトユーザーが目新しさを喜ぶという状況があっても、肝心なヘビーユーザーがこれを嫌うようなことがあれば、このハンドルの存在価値に疑問が残ることになるためである。
集計結果は、遊技頻度が「月に1回程度(ライトユーザー)」においては61.4%が「面白かった」と評価。「週に2回以上(ヘビーユーザー)」においては71.7%が「面白かった」と評価した。つまり、ライトユーザーからもヘビーユーザーからも支持されているという結果となっており、懸念した点は確認されなかった。
URAZUKE EVA