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機種別遊ばれ方レポート2023年5月30日号:スマパチ「仕置人」の稼働状況を客数データから分析(登場週〜4週目まで)

機種別遊ばれ方レポート

 待望の「仕置人」のリリースから5週が経過したが、当初の盛り上がりに反して、直近週ではかなりその勢いが鈍化している。ホール関係者へのヒアリングからは「回せない」との声が多く聞かれる印象を受けたが、客数データはどのような推移を見せたのかを4週目までのデータでチェックしてみる。
 まず「平均遊技人数」(1台の「仕置人」で1日何人の客が遊技したか)については、1週目は9.4人と高い値を示しており、食い付きの良さが感じられたが、週を経るに従いその勢いが失われ、3週目以降は逆に苦しい展開となった。理由はともかくとして、リピーターが上手く育たなかったのが原因と見る。

 「平均遊技時間」(1人の遊技者が「仕置人」で平均何分遊んだか)については、登場週からその値は意外と低く、遊ぶ人の多さが「仕置人」の初期稼働を支えていたという解釈が妥当に思える。 
 「仕置人」にとって頼みの綱とも言える「平均遊技人数」が高止まりしなかったという点がホールにとっては想定外であった。その原因は「仕置人」にあるのか、それとも「スマパチ」にあるのかは詳しく調査しなければ分からないが、現行機に長年慣れ親しんだ中高年齢層のプレイヤーにとって、この数週間という短い期間だけでは、「スマパチ」仕様の「仕置人」を到底理解することができなかったという推測も成り立つ。
 一方で、それほど大きな落ち込みを指摘していないホールもある。このホールは導入台数を少台数に抑えたホールであり、「逆にそれが良かった」という評価をしている。
 いずれにせよ、まだまだ「スマパチ」の創成期であることに違いない。「スマパチ」理解者が増えた頃には、また違った結果を生んでいた可能性もあるため、あくまでこのデータは現在の環境下のものと割り切る必要があるだろう。

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