URAZUKE-Report レギュラープレイヤーの約4割が「ほぼ毎日YouTubeを見ている」
2021.11.12 株式会社ワールド・ワイズ・ジャパン 市場調査部
SNSなどを活用したホールや遊技機メーカーのプロモーションをかなり目にするようになった。コロナ禍でも市場規模を拡大した「ネット広告」に対して、チラシや地デジなどの“オフライン広告”は到底太刀打ちできない勢いの差がある。
このような状況の“裏付け”情報を得るために、2021年1月下旬に弊社では全国のパチンコ・パチスロプレイヤー(月に1回以上ホールに通うレギュラープレイヤー)500名に対して、特にYouTubeの視聴頻度を確認するためのインターネットアンケートを実施した。弊社のレポートを長く読み頂いている方には繰り返しになるが、弊社のインターネットアンケートは「なりすまし回答者(ポイント狙いの虚偽回答者)」を除外するための入念なスクリーニングを行っている。
調査結果は、驚くべきことにレギュラープレイヤーの37.4%がYouTubeを「ほぼ毎日見ている」と回答。週に1回以上視聴しているプレイヤーは合計で66.8%に達していることが判明した。逆に「まったく見ない」「ほとんど見ない」の合計は21.4%。レギュラープレイヤーに対して何らかの情報をプロモーション活動として提供しようとする場合、YouTubeというプラットフォームに大きなチャンスが潜んでいることが分かる。
さらにこの週に1回以上YouTubeを視聴するレギュラープレイヤーがよく見る動画は、「パチンコ・パチスロ系」が63.1%と、2番手の「音楽系」(44.8%)を大きく引き離してトップになっている。
言うまでもなくYouTube上で再生される「動画」は、昔に比べて複雑になったゲーム性、進化したギミックや演出、迫力のあるサウンドなど、「文字」で表現できない遊技機の魅力を伝えるのに最も適している。それゆえ、YouTubeはパチンコ・パチスロのレギュラープレイヤーにとってはかなり日常のものとなっており、今後ますますYouTube上でのオリジナルチャンネル作りや広告宣伝の活発化が予想される。